旅の記録

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2004 メキシコの旅

 2004/09/27

朝、朝食が出されていたけど、どうしてよいのかわからず、ここでもあたふた。誰も教えてくれない。適当にやっていいみたいだった。

まず一番に見たかったもの。それは、アステカ時代の一中心都市であるテノチティトラン(Tenochtitlan)の中心に存在していた大神殿跡。これは、1978年の電気工事の際、月の女神コヨルシャウキ(Coyolxauhqui)が浮き彫りにされた巨大な円盤が発見されことによってその存在が明らかとなった。大神殿の前にはチャックモール(Chacmool)が置かれている。いわゆる人身供犠の際、生贄の心臓を取り出して置かれた場所。それが、そのチャックモールである。今では、遺跡公園博物館として整備されている。

大神殿は、ほとんどが壊されていたが(征服期にスペインによる破壊が行なわれている)、ところどころに彩色が残っていた。ここには博物館も併設されており、出土遺物などが展示されている。

次にメトロ(地下鉄)に乗り、メキシコ国立人類学歴史学博物館に向かう。地下鉄は、どこまででも2ペソ(約30円)。地下鉄を降りて国立博物館に向かう途中、変なオヤジが時間を聞いてきたが、なんかやばいやつだったので無視していた。だがあまりにもしつこいので、教えてやった。そしたら自分は具志堅よ〜こ〜の知り合いだとぬかしてきて、馬鹿かこいつと思いつつ聞き流していたら、「情報料だ。金を出せ」と言ってきた。 あぁ〜ん?なにほざいとんだぁ?もちろんお金なんて払う気はさらさらない。だが、しつこ過ぎるので、そんなことでしか金を稼げないのかと思い、哀れみの金をやり、歩を進めた。しかしやつは追いかけてきて「足らん。もっとよこせ」と言うが、無視。無視し続けていると前から警察がやって来て、そしたらさっさと逃げていった。

やつを撒くのに大幅にロス。しかも自分がどこにいるのかさえわからなくなっていた。近くに軍の人がいたのでその人たちに国立博物館までの道を教えてもらった。ようやく見に行けると思っていると、さっきのオヤジが目の前に現れた。今度は、人を連れている。‘ははぁ〜ん、またカモを見つけたなぁ’と思っていると、そのカモが同じ宿に泊まっている人(Yさん)ではないですか!これはイカン。すぐにやつから離れさせた。(Yさんは、僕の旅に大きく関わってくるようになる。)

ようやく国立博物館に到着。この博物館には、メキシコ各地にある古代遺跡の遺物が所狭しと展示してあると聞いていてかなり期待していた。 ・・・でかい! 国立博物館というだけのことはある。入って右側にテオティワカン(Teotihuacan)、正面奥に球戯のリングとアステカ時代のもの、正面奥の左には、オアハカの展示。建物の外庭には、実物大の神殿などのモニュメント。そして一番見たかったマヤとオルメカの展示。

それは入って左側に・・・・・・

(・_・)..ン?あっ開かない。なんでやねん!

ふと見上げると一枚の張り紙が・・・なになに。

ただ今、展示替え中。 この展示ルームはごらんになれません。 ・・・云々。

Σ(°◇°)~ガーン!ショック☆★。悲しすぎる。うぉ〜〜〜〜(T0T)。 この展示ルームが目的だったのにぃ。開かず扉の前で立ちすくんでいると、まわりにいた他の観光客に笑われていた。ハハハぁ。僕も苦笑い。 そんな気持ちのまま博物館を出て、帰還。そして雨が降り始めた。

ここの雨はすごい。どざ−と降る。

どう表現していいのかどざーと降る。

そのまま就寝。明日はテオティワカン。

こっち次の日につづく

テノチティトラン跡

テノチティトラン跡模型

チャックモール

ツォンパントリ

コヤルシャウキ

トラロックの壺

国立人類学歴史学博物館

博物館入口

展示品